フルーツ・オブ・ザ・ナイルについて-About Fruit of the Nile
フェアトレードドライバナナ、ドライパイナップルは、東アフリカ、ウガンダの生産パートナー、フルーツ・オブ・ザ・ナイル(=”ナイル川のフルーツ”)から英国トロピカルホールフーズを通じて届いています。
フルーツ・オブ・ザ・ナイルは、1992年から活動をスタート。農家への乾燥技術指導をおこない、生産品を買い取って輸出を続けています。現在、ウガンダ南部および中央部の5つの農業団体からフェアトレードバナナやパイナップルを購入するとともに、生産組合を共同で組織しています。組合員数は700名ほどで3分の1はパイナップル農家、3分の2がバナナ農家で構成され、全体の約10分の1にあたる農家では、収穫した果実を天日干しやソーラーパネルの熱で乾燥する、小規模事業も行っています。こうして生産されたドライフルーツは、フルーツ・オブ・ザ・ナイルによる管理の下、ジンジャ県近くのネルにある工場で品質チェックを行い、英国へ輸出されています。
フルーツ・オブ・ザ・ナイルは、技術指導を根気強く続けています。太陽光を使用した果実の乾燥技術が農家に広がれば、農産品をより長く保存できるようになり、価値が高まると考えているからです。太陽光という再生可能エネルギーを使用していること、作りすぎてしまった作物は農地に留めて、乾燥した果実だけをまとめて出荷して無駄な輸送コストを生み出さないことで、環境への負荷も最小限にすることができます。また、100%天然のドライフルーツには、保存料や甘味料などの添加物は一切含まれていません。
フルーツ・オブ・ザ・ナイルでは、パイナップルやバナナのほかに、ドライパパイヤ、ペルーホウズキ、イチゴなども生産しており、ペルーホウズキとイチゴについては、英国政府によるFRICHプログラム(Food Retail Industry Challenge Fund “食品産業チャレンジ基金“)※1の一部として開発されました。
フルーツ・オブ・ザ・ナイル ギャラリー
Tropical Wholefoodsによる紹介ビデオです。
フルーツ・オブ・ザ・ナイルの生産者インタビューやドライフルーツ生産の様子などを見ることができます。
英語音声のみ。字幕なし。5分33秒。
※1英国政府FRICHプログラムとは?
FRICH(=Food Retail Industry Challenge Fund “食品産業チャレンジ基金“)は、アフリカの小規模農家と世界展開する小売業者とのパートナーシップをサポートすることにより、アフリカの生産品をより多くかつ継続的にヨーロッパに輸入することを目的とする。現在までに、ケニア、コンゴ、マラウイ、サントメ・プリンシ、ガーナ、ウガンダ、セネガル、ナミビア、ジンバブエ、エチオピアと25のパートナーシップを援助している。