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マウンテン・フルーツについて-About Mountain Fruits

 フェアトレードドライアプリコットは、パキスタンのギルギット・バルティスタン州にあるマウンテン・フルーツ社からから英国トロピカルホールフーズを通じて届いています。

 

マウンテン・フルーツは、2000年に事業をスタートしました。アーガー・ハーン地方サポートプログラムから始まった事業は成長を続け、辺境地帯に暮らす農家の人々に収入を得る機会を作るという設立当初からのミッションを続けています。  

 マウンテン・フルーツは、約110の農業団体から果実やナッツを購入しています。農業団体に所属する農家は6,000人以上,主にアプリコット、リンゴ、チェリー、アーモンドにウォルナッツを生産しています。カラコルム山脈やヒマラヤ山脈から流れてくる氷河の雪解け純水で育つ樹木は、素晴らしく風味豊かな果実やナッツを実らせています。

 

 マウンテン・フルーツは、生産者へ前払いをしてフェアトレードを実践するだけでなく、農業経営や収穫後の管理などの技術指導も行っています。また、乾燥後の果実やナッツの品質管理や加工を行う工場も経営しています。

 マウンテン・フルーツのフェアトレード事業により、地元の学校への教科書、新しい運動場、貯水槽、発電機、裁縫ミシン、授業料の援助、用水路の改修などが行われてきました。

 

2010年より、英国の慈善団体コミックリリーフ※1のサポートにより大手スーパー、セインズベリー※2のフェア・デベロップメント基金はマウンテン・フルーツのナッツ加工工場の建設を援助しました。加工工場の建設によって、質の良いアーモンドの苗を生産者に配布したり、収穫量を増やすためのワークショップを開催できるようになりました。

 

マウンテン・フルーツについてさらに詳しくはHP(http://www.mfc-fairtrade.com/)をご覧ください(英語)。

マウンテン・フルーツ ギャラリー

Tropical Wholefoodsによる紹介ビデオです。

マウンテン・フルーツがあるカラコルム山脈への車窓の景色がとても印象的です。ドライフルーツ生産の様子などを見ることができます。

英語字幕のみ。2分32秒。

※2 コミック・リリーフ(Comic Relief)とは?

コミック・リリーフは1985年に英国で設立された慈善団体です。きっかけは1983~85年に発生したエチオピア大飢饉でした。設立メンバーの中には、映画脚本家のリチャード・カーティス(映画「ラブ・アクチュアリー」「ノッティングヒルの恋人」など)や活動家ジェーン・トゥーソンなどがいます。

「コミック・リリーフ」は、元々“悲劇的で深刻な中にふと起こる笑い”、緊張を和らげるような役割を果たすという意味を持つ言葉です。

コミック・リリーフのHPには“Our mission is to drive positive change through the power of entertainment”(エンターテインメントの力でより良い変化を)と書かれています。

奇数年の3月、BBCによる長時間のTV放送を通じて寄付を募る番組「Red Nose Day」(赤鼻の日)は、毎年11月に行われる「Children in Need」と並び、英国で圧倒的な知名度を誇るチャリティ番組となっています。

参考:Comic Relief HP(英語) http://www.comicrelief.com/

 

※2 セインズベリー(Sainsbury's)とは

大手スーパーTesco、ASDAに次ぐ英国第3位の国内大手スーパーマーケットチェーン。創業は1869年。家族経営による生鮮食品店からスタートして現在は国内に1000店舗以上を展開している。

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